解説, 随筆, アンケート Commentary, Essay, Enquêt
ピアノの為のソナチネ 解題 (1996)

 ソナチネというと, 一般にはピアノ教育用の教材として用いられる初心者用の練習曲を想起させる. しかし, 近代においては, 技術的にも内容的にも充実した芸術的なソナチネが数多く書かれた. 特に,
ラヴェルのソナチネは種々の点において優れており, 作曲する上で少なからず影響を受けた.
 
 曲は, 第1楽章がソナタ形式, 第2楽章が単純三部形式, 第3楽章が単純ロンド形式で書かれている. いずれも性格の異なる2つの主題が登場する. それらの対立, 呼応, 調和を心がけてほしい. 第1楽章は爽やかさと瑞々しさとをもって, 第2楽章は思索的に弾いていただきたい. 第3楽章は華々しくしかし繊細に, 不協和音が不快和音にならないよう注意を要する.
 
 
この曲には私の中の或る心象風景が背景にあるが, 標題は付けていない. それは, 標題を付けることにより, 聴く者の想像範囲を狭めてしまうことを危惧したからである. したがって, 聴く者それぞれの自由な受け止め方でこの曲を捉えてほしい.
 
 作曲するに際して意図したことは,
規範的なソナタ形式の中で, 自己の感性や思惟をいかに充実させ, かつ簡潔にまとめるか, ということであった. 同様に, 演奏するに際して意図していただきたいことは, ソナチネという小規模な楽曲を媒介として, 演奏者の感性や思惟をいかに充実させ, かつ自由に表現するか, ということである.
 

 
私の創作活動の原点 (1999)

 我々は日々新たな出会いを経験する. しかしそれが, 生涯に影響を与える程のものであることは極めて少ない. 日常の狭い行動範囲の中でその様な人物に出会うことには, 自ずから限界が生ずる訳である. しかし, それらを書物に求める場合には, その様な枠は各段に広がるであろう.
 
 私は学生時代, 書物を通して種々の素晴らしい人物達との邂逅に恵まれた.
数学者の高木貞治や哲学者の西田幾多郎など, 彼等の著作を通してその業績や人間性に触れたことは, 私の生涯に於ける大きな収穫であった.
 
 一つの事に打ち込む者が書く文章には, その人の人間的魅力が少なからず滲み出る. 私は, 彼等の専門的な仕事 (論文) を通してよりも寧ろ, 随筆や雑文から感化されることが多かった. 実際, 彼等の影響力が如何に大きかったかは, 多くの人の伝える処である.
彼等は, 偉大なる学者であると同時に偉大なる教育者であった. 私は, 彼等に対する漠然とした憧憬から, 教職を選んで今日に至っている訳である.
 
 一方で, この様な出会いは音楽にも求められるであろう.
M.ラヴェルや I.ストラヴィンスキーなど, 彼等の音楽を通してその優れた技術や芸術性に触れたことは, やはり私の生涯に於ける大きな収穫であった. 私が作曲を試みる様になった一つの契機は, 彼等の音楽との出会いに負う部分が多い. 洗練された楽想や, 卓越したオーケストレーション等, 彼等の音楽に対する漠然とした憧憬から, 作曲を始めて今日に至っている訳である.
 
 また, A.ボロディンの様に, 化学者を本業としながらも個性的な作品を残した作曲家にも心惹かれる. 私は, (その才能の質において) 彼等との間の少なからぬ隔たりを意識しつつも, 彼等に近付くべくささやかな努力を試みる者である.
素晴らしい才能を有する者達への漠然たる憧憬――, これが私の創作活動の原点であると言ってよい.
 
 今回, 課題曲にしていただいた『吹奏楽の為の序曲』には, その様な私の心象背景が垣間見えるであろうか.
 

 
第1回 碧の会 演奏会 (2001)

月夜の鳥 L'oiseau au clair de lune
 M.ラヴェルの一連の歌曲集に触発されて1995年に作曲. 彼の言う「深く隠れた詩情」に倣い, 歌詩全般に漂う叙情感を意識的に抑制しており, 言語がもつイントネーションに逆らう旋律と不協和な装飾が施される.
 
ヴァイオリン・ソナタ Sonate pour violon et piano
 C.ドビュッシーおよび M.ラヴェルの「ヴァイオリン・ソナタ」の作風や様式を規範として1998年に作曲.
 ソナタ形式で書かれた第1楽章の2つの主題が全曲を支配しており, 第2楽章では第1楽章の第2主題の変形が, 第3楽章では第1楽章の第1主題の変形が現れる.
 尚, この第1主題は, 吹奏楽曲『光の帝国』(1999年作曲) 用のモチーフとして着想を得たものであるが, ヴァイオリン・ソナタの方が先に完成された.
 
夕暮の小舟に乗り 
En petit barque le soir ...
 福島弘和氏のオーボエ演奏に触発されて 2000年の夏に作曲した『オーボエの為の夜想曲』(全3曲) の中の1曲.
 3曲とも各々独立したアンコール・ピース用の音楽であり, いずれも穏やかな抒情性を湛えた親しみ易い旋律を主題とする.

 

 
朝日作曲賞を受賞して (2001)

 われわれは日々新たな出会いを経験する. しかし, 日常の狭い行動範囲の中で, 自分の生涯に影響を与えるほどの人物に出会うことはきわめて少ない.
 
 私は学生時代, 書物を通して種々の素晴らしい人たちとの邂逅に恵まれた.
数学者の高木貞治や哲学者の西田幾多郎など, 彼らの著作を通してその業績や人間性に触れたことは, 私の生涯における大きな収穫であった.
 
 一つのことに打ち込む者が書く作品には, その人の人間的魅力が少なからずにじみ出る. 私は彼らの専門的な仕事 (論文) を通してよりもむしろ, 随筆や雑文から感化されることが多かった. 実際, 彼らの後世への影響がいかに大きかったかは, 多くの人の伝えるところである.
彼らは, 偉大なる学者であると同時に偉大なる教育者であった. 私は, 彼らに対する漠然とした憧憬から, 教職を選んで今日に至っている訳である.
 
 一方で, このような出会いは音楽にも求められるであろう.
ラヴェルやストラヴィンスキーなど, 彼らの音楽を通してその技法や芸術性に触れたことは, やはり私の生涯における大きな収穫であった. 私が作曲を試みるようになった一つの契機は, 彼らの音楽との出会いに負う部分が大きい. 洗練された楽想や, 卓越したオーケストレーション等, その音楽に対する漠然とした憧憬から, 作曲を始めて今日に至っている訳である.
 
 私は, (その才能の質において) 彼らとの少なからぬ隔たりを意識しつつも, 彼らに近づくべくささやかな努力を試みる者である.
素晴らしい才能を有する者たちへの漠然たる憧憬――, これが私の創作活動の原動力であると言ってよい.
 
 思いがけず, 初めて作曲した合唱曲をもって朝日作曲賞をいただいた. 受賞は光栄なことであるが, 受賞作品を省みるとき, 作曲上のさまざまな課題を痛感していることも事実である. すでに世に出ている数多くの優れた合唱曲の存在を想えば, 私の作品がどの程度通用するものなのか, 一抹の不安を禁じ得ない. 受賞を一つの励みとして, 今後, さらなる研鑽を重ねていきたい.
 

 
情感を込めた合唱で聴き手に豊かな映像を (2002)

 昨年の11月下旬, 郡山で開催されたコンクール全国大会を聴いた. ここにおいて巡り会えた多くの素晴らしい演奏や作品は, 私にとって豊かな音楽的刺激をもたらすものであった.
 
 
自己の内部に潜む感性や思惟を何らかの手段で外部に表現したいという要求は, 誰の心にも存在する. 合唱に携わる人々は, さまざまな作品を歌うことを通してそれを実践しているのである.
 
 自己の内発的な要求を自在に表現するためには, 強い情熱と高い技術とがなければならない. コンクールは, そのような情熱と技術を一層向上させるための動機づけとしては, きわめて有益な機会となるであろう. しかし, 出場するに際しては, 受賞の有無を気にかけることよりも, 他の多くの合唱団の演奏や作品を知って, 今後の演奏活動の指針を得ることの方がむしろ重要であると思う.
 
 さて,「名曲シリーズへのアプローチ」を書くようにと編集部から指示を受けた. 本来ならば, コンクール向けの楽曲アナリーゼや練習ポイントなどを中心に述べるべきなのであろう. しかし, 上記に述べた考えに基づき, 本稿では, 賞を意識した練習に有効なものというよりも, 純粋に作品を味わい表現するのに有効なものとして書こうと思う.
 
 混声合唱の為の《5つの映像》は,
1992年から2000年に掛けて書かれた佐藤博美氏の詩集から, 5編 (1. 夕暮の鐘, 2. 木漏れ陽, 3. 銀色の星, 4. 少年の頃, 5. 無色な春) を選んで1作品にまとめたものである. 個別に書かれた詩を組曲として構成するに際しては, 詩の内容に基づく配列をはじめとして, 全曲の調性 (1, 3, 5曲目は A-Dur, 2, 4曲目は D-Dur) やテンポ (1, 3, 5曲目は緩,2, 4曲目は急) などのバランスで統制を図った.
 
 もとより,
私はこの作品を組曲として作曲したのであって, その中の1曲が単独で歌われることは想定していなかった. したがって, コンクール後には, ぜひ, 全曲を通して歌っていただきたい. 演奏の際には, 各々の歌い手が情感を込めて表現すると同時に, 詩の内包する映像が聴き手に充分に伝わるようであってほしい. 一方で, 各パートの音量, 音質, 音程, 発声等, 基本的な技法については, 歌のどの部分においても細心の注意を要することは言うまでもない.
 
 1曲目「夕暮の鐘」は, 緩やかな8分の6拍子が全体的に哀愁感を漂わせる曲である. 十数小節進んだ辺りで, 聴き手の目の前にはすでに
セピア色の映像が広がっている……, そのような情感にあふれた説得力のある表現を探求してほしい. また, 年月の経過を表わす間奏部 (48小節から53小節) や最後のア・カペラ部分は, 充分にルバートを効かせることで, 合唱団ごとの独自性が発揮させることを期待したい.
 
 2曲目「木漏れ陽」は, 明るく弾むような4分の2拍子部分と優雅で抒情的な8分の6拍子部分とから構成される. この曲から得られる
映像は, 鮮やかなカラーで彩られている. 速いテンポであると共に高音への跳躍も多いため, 言葉や音程が不明瞭, 不正確にならないよう注意を促したい.
 
 3曲目「銀色の星」は, 全体的に緩やかなテンポで, やや不気味な雰囲気を淡々と表出する曲である.
モノクロに近い映像を描写するために, 抒情感を意識的に抑えた表現を試みるのも面白いであろう. 頻繁な転調や不協和音が現れるので, 全体で合唱をする前にパートごとの音取りを念入りにしてほしい.
 
 4曲目「少年の頃」(課題曲) は, 素直な和声旋律および単純三部形式という構造が, クラス合唱のような親しみやすい雰囲気を醸し出す.
淡いカラーとセピア色とが織りなす映像は, 幾分かの懐かしさを伴っている. しかし, 2曲目と同様, テンポが速く音の跳躍も多いため, 技術的にはそれほど易しくはない. テンポの速い部分では, 個々の単語を明確に発音するよう注意し, テンポの緩やかな部分では, 他声部を意識した, 和声全体の調和, 融合を心掛けてほしい. 低音から高音への跳躍やア・カペラ部分は, ピッチが下がらぬよう, ソプラノを中心として殊に注意を要する.
 
 
少年が日常を歌っているのではなく, 旧き良き時代であった少年の頃を顧みて歌う, そのような郷愁性あふれるシチュエーションを演出できると良い.
 
 5曲目「無色の春」は,
ピアノと合唱 (ヴォカリーズ) をベースに女声ソロが詩を朗読するという, 他と質を異にする曲である. ピアノや朗読には, 表現に自由度をもたせる即興的なものを望みたい. ごく淡い水色か黄緑色で描かれる映像である.
 
 ……以上は作曲者の個人的な見解である. 演奏者は必ずしもこれに捉われる必要はない. この作品を演奏するにあたって意図していただきたいことは, 作品を介して演奏者の感性や思惟をいかに充実させ, かつ自由に表現するかということである.
 

 
第2回 碧の会 演奏会 (2002)

ピアノの為のソナチネ Sonatine pour piano
 M.ラヴェルの『ソナチネ』を初めとするピアノ作品群に触発され, 1991年に作曲.
 初夏の陽光を煌やかに反射する横浜の港が心象背景にあり, 印象派風の華麗な響きを特徴とする.
 第1楽章は, Cis-Dur, 4分の2拍子, ソナタ形式. 第2楽章は, B-Dur, 4分の2拍子, 単純三部形式. 第3楽章は, Cis-Dur, 4分の3拍子, 単純ロンド形式.
 演奏にはやや高度な技巧を要する作品で, 1996年度PTNAピアノコンペティション (全日本ピアノ指導者協会主催) のF級課題曲 (高校生向け) に選定された.
 
弦楽四重奏曲 Quatuor à cordes
 C.ドビュッシーと M.ラヴェルの弦楽四重奏曲を模範として1995年に作曲した最初の室内楽作品.
 弦楽四重という編成が有する音色や音勢の安定感が, 作曲する際に優雅で繊細な楽想を湧発せしめた.
 第1楽章と終楽章が A-Dur のソナタ形式で書かれ, 第1楽章の第2主題が形を変えて第4楽章の第2主題に再登場するという循環形式を採り入れている.
 
《椰子の実》変奏曲 Variations on 'Yashinomi'
 大中寅二作曲の歌曲 (島崎藤村作詩) を主題とする変奏曲.
 作曲するに際し, 作曲者の奥方に主題の使用許可を求めたところ, 幸いにして快諾を得た.
 冒頭と終結部に主題が提示され, これに, 西欧の古典作曲家の作風に仮託した6つの変奏が挿まれる.
 即ち, 主題 (A-Dur) ー I モーツァルト風 (A-Dur) ー II ベートーヴェン風 (d-Moll → F-Dur) ー III ショパン風 (f-Moll → As-Dur) ー IV ドビュッシー風 (B-Dur → Es-Dur) ー V ラフマニノフ風 (Es-Dur → G-Dur) ー VI プロコフィエフ風 (g-Moll → a-Moll) ー 主題 (A-Dur) という構造をもつ.
 
フルートの為のソナチネ Sonatine pour flûte et piano
 現代フランスの作曲家 H.デュティユー (1916- ) の同名の作品に触発されて作曲.
 曲は3楽章から成り, 終楽章では第1楽章や第2楽章で登場したモチーフが回想的に現れる.
 

 
第3回 碧の会 演奏会 (2004)

3つの即興曲 第3曲 
Three Impromptus Mov.3
 作風の異なる初期の3つの小品から成る.
 第1曲は1984年 (中学2年時), 第2曲は1985年 (中学3年時) に作曲.
 1987年 (高校2年時) に作曲された第3曲は, 特定の調性をもたず, 1小節ごとに調性を変える.
 物憂げな旋律と和声の中に淡い郷愁性が織り込まれている.
 
月に寄せるバラード I Ballade à la lune I
 1993年に作曲された2つの小品から成る.
 第1曲「ラヴェル風に...」では, 不気味な静寂の中に佇む廃墟の街に満月の光が冷たく降り注ぐ様子が描かれる.
 第2曲「ドビュッシー風に...」では, 平和で穏やかな港付近の街に満月の光が温かく降り注ぐ様子が描かれる.
 
チェロ・ソナタ Sonate pour violoncelle et piano
 弦楽四重奏曲 (1995), ヴァイオリン・ソナタ (1998) に続く3作目の弦楽器作品で, 2003年の秋に作曲.
 相対的に低い音域で奏されるチェロの特性から, やや内向的かつ思索的な主題をもつ3つの楽章から成る.
 各楽章とも, 意図的に施された不協和音の中に, 抒情性をもつ穏やかな旋律や和声が時折現れる.
 第1楽章のモチーフが第3楽章で再登場する循環形式を採り入れている.
 
風に映える影~2台ピアノの為の 'Un reflet dans le vent' pour deux pianos
 2003年の秋に作曲. O.メシアンの前奏曲と同名の標題をもつが, この曲との直接的な関連性はない.
 2台ピアノ作品に特有の重音効果, 残響効果に加え, ミニマル・ミュージックに典型的な漸次変移を採り入れている.
 この曲において表現されるものは, 表題から連想されるような風光明媚ではなく, 現代社会で孤独感を募らせた者が夕刻の雑踏の中を漂いつつも自分だけが別世界からそれを幻影として眺めるかのような錯覚である.
 
ラプソディ~アルト・サクソフォンとピアノの為の Rhapsody for Alto Saxophone and Piano
 フルートの為のソナチネ (2002) に続く2作目の木管楽器作品.
 今回 (3月6日) の演奏会の為に, アンコールピースとしての抒情的な作品を昨年の12月頃に構想した. サクソフォン奏者の黒澤香氏にその旨をお伝えして演奏を依頼したところ,「技巧的に高度で華やかな曲の方がよい」とのこと. それならばと内容を急遽変更し, 1月中旬から下旬に掛けて急ピッチで作曲した.
 冒頭部で時間にして2分程度の緩やかなソロを奏でた後, 不協和音と変拍子を施した音楽でサクソフォンの機敏性が発揮される. 一転して Es-Dur による抒情的な中間部では, サクソフォンがもつ深みのある音色と豊かな響きが披露される.
 

 
経歴とアンケート (2007)

】 1970年9月
出生地】 東京都
】二宮瑞恵, 荻野千里, 三瓶弥生, 保坂千里 (ピアノ)
学歴】 埼玉大学卒
団体】 21世紀の吹奏楽 "響宴", 埼玉県音楽家協会
受賞】 PTNAピアノコンペティション新曲課題曲作品賞 (1996年, 2004年)
 朝日作曲賞入選 (吹奏楽部門, 1999年)
 朝日作曲賞 (合唱部門, 2001年)
 上野の森コーラスパーク作曲コンクール入選 (2003年)
興味】 Maurice Ravel の作品群, Edmund Husserl の現象学, Srinivasa Ramanujan の諸定理
好きなレコード】 G.Mahler「交響曲 第5番」(S.ラトル指揮, ベルリン・フィル, DVD, 2002年録画)
印象に残るコンサート】 S.Rachmaninoff「交響曲 第2番」(A.プレヴィン指揮, ロイヤル・フィル, 1991年9月, サントリーホール)
生涯の1曲とその理由】 J.S.Bach「マタイ受難曲」(世を去る前に1曲だけ聴けるとすれば, 躊躇なくこの曲を選ぶ)
代表作】「ピアノの為のソナチネ」(PTNAピアノコンペティションF級課題曲, 1996年)
 「吹奏楽の為の序曲」(全日本吹奏楽コンクール課題曲, 2000年)
 「混声合唱の為の《少年の頃》」(全日本合唱コンクール課題曲, 2002年)
 「ピアノコンチェルティーノ」(PTNAピアノコンペティション・コンチェルト部門課題曲, 2003年)
 「混声合唱の為の《ノート》」(第3回上野の森コーラスパーク, 2003年)
 「弦楽四重奏曲」「フルートの為のソナチネ」("碧の会", 2002年)
 「吹奏楽の為の《光の帝国》」(21世紀の吹奏楽 "響宴Ⅳ", 2001年)
 「2台のピアノの為の《風に映える影》」「チェロ・ソナタ」("碧の会", 2003年)
 「吹奏楽の為の《胡蝶の夢》」(21世紀の吹奏楽 "響宴Ⅶ", 2004年)
 「祝典の為のファンファーレとコラール」(埼玉県立与野高等学校吹奏楽部定期演奏会, 2006年)
趣味・特技】 文学館, 美術館, 絵画展, 古書店 巡り
座右の銘】 研究は緻密に, 発表は興味深く, 表現は美しく. (波多野精一)
 
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